自己紹介③

ライムライトの仕事部屋
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セガと稽古場

ファミコンブーム真っ盛りの小学校2年生だった頃、マリオブラザーズが大ヒットしていました。当然のことながら、誕生日プレゼントとして両親にファミコンをおねだりしましたが、ちょうどコントローラーが四角ボタンから丸ボタンに変わる時期で、ファミコンの在庫がなく、仕方なく隣にあったセガのSG-1000Ⅱを買ってもらいました。

「ライムライトのウチに行くとセガのゲームができて、広い稽古場で遊べる。」

気がつけば、雨の日には友達がうちに集まってきて、セガと稽古場で遊びまくっていました。セガと稽古場、この二つが他の家では味わうことのできない価値を生んでいたのです。

昨日は2度の倒産を経験して、「自分の価値は自分で磨かなきゃ」と気付いたところまで書きましたが、どうやら誰も踏み入れたことのないところで価値を磨いた方が良さそうです。

30代前半。得意を組み合わせてフリーに転身。

妻と僕を比べると、自分の価値の磨き方が正反対であることに気がつきます。

  •  一つの価値に特化するタイプ
  • 複数の価値を組み合わせるタイプ

僕の妻は完全に前者で、13歳からバレエの寄宿学校に通い、19歳で全国コンクールで1位を獲得、海外留学や劇団四季を経て、某有名バレエ団に所属しました。彼女の経歴はまるで研ぎ澄まされた日本刀のようです。大勢の競争相手の中でしのぎを削り、誰よりもバレエに打ち込んで才能を磨いてきました。

僕は完全に後者のタイプで、学校の成績もスポーツも平凡で、絵や音楽の才能もありません。バレエも踊れません。何者になれるか分からなかったので、ワープロ検定で資格を取ったり、高校の世界史教諭免許を取ったり、映像制作とは関係のなさそうなことにも色々手を出しました。

たくさん回り道をした結果、ひとつひとつは僕よりも高い能力の人は沢山いると思いますが、人に何かを伝えるのが上手(=教員スキル)で、英語が話せて(=留学経験)、編集が早い(=タイピング能力)人となると希少価値はグッと上がります。また、ビデオレンタル時代にひたすら映画を見続けたこと、その中で実験映画というジャンルがあることを発見したことも希少価値を高めてくれました。

実験映画については別の記事で詳しく書きますが、映画学校の学生がバイトを何年もやって映画を作るのに対して、実験映画はより即興的で長さの制約もないので、個人のレベルで作品が量産できます。映画を撮影して上映するだけにとどまらない、表現における実験を試みた活動です。商業的な成功を目的とせずに、映画が持つ可能性を色々と探るような作品作りの経験が、企業相手に仕事をするときにも価値を発揮してくれました。

フリーになった30代は、意識的にこの組み合わせを増やそうと思って、編集ソフトのトレーナーをしたり、高校に行って職業体験授業をしたり、外資系の企業でプロデューサーをしたりと、ディレクター以外の仕事も色々と始めました。

あ、あとスタミナ切れで倒れたら代わりがいないので、ランニングを始めたのもこの頃です。

まとめ

はい、今日はこれでお終いです。

なかなか事業承継の話になりませんが、バレエ教室の引き継ぎの話をする前に、どうしても自分のしてきたことをテーブルの上に全部出しておく必要がありまして。もうしばらくご辛抱ください。

次回はいよいよ妻との結婚についてです。

 


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