「想い」を届けるふたつのクラウドファンディング

ライムライトの仕事部屋
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先週土曜日に配信した、studio ALMAとのコラボ動画はもうご覧いただけましたでしょうか?

あそこで話した通り、8月の舞台の費用は自分で作ることにしたので、このブログではクラウドファンディングの作成プロセスや、収益化するためのアイデアをみなさんと共有していこうと思います。

僕にとってはじめてのクラウドファンディングなので、設計の甘いところなどが出てくるかもしれません。成功も失敗も余す所なく紹介していきます。

読者の中には、すでにクラウドファンディングをしたことがある人もいるかもしれませんが、ここではまだクラウドファンディングをしたことがない人に向けて、わかりやすく説明していきます。

クラウドファンディングとは

簡単に言うとクラウドファンディングとは、インターネットを介して人々からお金を集める仕組みです。そして支援してくれた方には支援金額に応じて、リターン(返礼)をすることが決まっています。

クラウドファンディングには、次の2種類があります。

  • All or Nothing方式
    • 目標金額に達しないと、支援金は受け取れない
  • All in方式
    • 目標金額を達成せずに終了した場合でも集まった分だけ支援金を受け取れる

どちらの方式も、目標金額を超ても募集期間内であれば支援を集め続けることができるよ。

これだけ書くと、All in方式の方が良さそうですが、All or Nothing方式の方が本気度が伝わりやすく、目標金額達成の成功率は高くなります。また、All or Nothing方式で目標金額に達さなければ、支援金は返金されてリターンを履行する義務も発生しません。

studio ALMA 新公演支援クラウドファンドの場合

今回のクラウドファンドの場合、僕はAll in方式を採用しようと思います。

こちらの動画でも説明しましたが、今回のクラウドファンドはstudio ALMAが募るのではなく、彼らの活動に共感した僕が、配信映像のお仕事のギャラを自分で集め、余ったお金をstudio ALMAの活動に当ててもらうことを目標にしているので、目標額に達成しなければ活動資金を渡せなくなるAll or Nothing方式より、集まった分は足しにしてもらえるAll in方式の方がコンセンプトに合っています。

優しい支援と独自の支援を組み合わせる

僕のイメージするクラウドファンディングの設計は、ベーシックインカム*のように主催者や出演者、スタッフ全員がその恩恵にあずかれる「優しい支援」と、応援したい人に支援金を届ける「独自の支援」の2階建てです。

*フィンランドなどで試験的に運用されている、国が国民に対して無条件で支給する一定額のお金のこと

リターンの設計に関しても、チケットの購入やパンフレットの購入など、劇団全体の利益につながるものは劇団全体からのリターンを、個別の出演者やスタッフへの支援には、その応援している出演者やスタッフからのリターンが届くように設計します。

studio ALMAの劇団員やプロジェクトに参加するスタッフは個性豊か。だから支援者にもそれぞれの推しを見つけてもらいたい。

以下にクラウドファンディングの目標到達イメージのチャートを載せます。ここでの目標金額やリターンは実際とそこまでかけ離れないと思いますが、まだ仮のものです。

仮に目標金額を20万円にしたとしましょう。上の段のグラフは「優しい支援」と「独自の支援」の合計が20万円に到達していますが、全体の利益となる「優しい支援」が10万円なので、まだ目標を達成したとは言えません。

逆に下の段のグラフは「優しい支援」だけで20万円に到達しているので目標達成です。「独自の支援」は支援した人に直接利益が届きます。

実際にはこの目標金額にクラウドファンド支援サイトへの手数料や消費税が加算されるから、もう少し高くなるよ。

まとめ

このクラウドファンディングにおける僕の役割は明確で、広告担当として劇団員やスタッフひとりひとりの魅力を発信して、より多くの人に知ってもらうこと。studio ALMAの活動に共感してもらう人を一人でも多く増やして、舞台を観てもらうことです。

また、クラウドファンディング期間中は状況を逐一発信して、「優しい支援」の目標額達成を目指します。

そして支援していただいた皆さんにとっては「応援しがい」を感じてもらえるクラウドファンドにしていきたいので、ご意見・ご感想があれば、是非お聞かせください!!


スタジオアルマの舞踊劇3
「ラヤの夢 -流れ星サーカス団物語-」

🪡あらすじ
仕立て屋の娘 ラヤのもとに届いた一着のドレス。
「ナガレボシサーカスダン。まあ!私の大好きなサーカス団の衣装だわ!」
手の届かない夢。あふれる想い。
なぞの浮浪者と物売りの女性 はなと出会い、ラヤは動物たちとともに歩み出す。
流れ星サーカス団をめぐる希望の物語。

🪡日時
2023年8月22日(火)~25日(金)
22日(火) 19:00
23日(水) 14:00/18:00
24日(木) 14:00/18:00
25日(金) 12:00/16:00
※全席自由
※開場:開演の30分前
※上演時間:約80分(途中休憩含む)

🪡会場
アトリエ第Q藝術
〒157-0066 東京都世田谷区成城2-38-16
小田急線「成城学園前」駅から徒歩3分

🪡出演者
小高 愛花* (演劇ユニット『あやとり』) ラヤ
永野 和宏(劇団新人会) なぞの浮浪者
亀井 奈緒* 物売りの女 はな・森の鳥
森 彩華 馬のカペラ
寺前 幸胡* カペラの子どもソラ
催花 もえな* 虎のシーラ
小泉 憲央* 道化
米内山 尚人 楽隊
*はstudio ALMA所属

🪡スタッフ
作・演出・振付:小泉 憲央(studio ALMA)
音楽:米内山 尚人
照明:松本 永(eimatsumoto Co.Ltd.)
撮影・編集:執行 真生(ライムライト)
衣裳:中嶋 桃子
イラスト・チラシデザイン:皿うどん
制作:亀井 奈緒(studio ALMA)
制作助手:平山 泉(studio ALMA)
企画:studio ALMA

🪡チケット
一般:4000円
U25:3500円
中学生以下:2000円
※当日券は、前売り券+500円
※前売り券料金は振込にてお支払いください
※公演当日、U25のお客様は身分証を、中学生以下のお客様は学生証をご提示ください

🪡予約フォーム

スタジオアルマの舞踊劇3「ラヤの夢 -流れ星サーカス団物語-」 予約フォーム
7月中にお申し込みいただいたお客様に、本公演限定ポストカードプレゼント! 🪡Kafo PUNKTOがやってくる♪ 新宿の人形劇場の一角にあるカフェ「Kafo PUNKTO」が、劇場のお庭に期間限定出店!暑い夏にぴったりのレモネードなどを販売予定です。プンクトの美味しい飲み物もどうぞお楽しみに! ※公演期間中、常時出店はいたしません。出店スケジュールはstudio ALMAのSNSにてご確認ください。 🪡SNS Instagram Twitter Facebook 🪡お問い合わせ studio ALMA studioalma.meteor@gmail.com 090-8441-4885(亀井TEL)

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