会社員に向いているひと、フリーランスに向いているひと

ライムライトの仕事部屋
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僕は20代を映像の制作会社で過ごし、30代以降はフリーランスの映像作家として働いてきました。これまで、僕のように会社員からフリーランスになった人はもちろん、成人してからずっと会社員の人、フリーランスの人、そしてフリーランスをしていて、途中から会社員になった人にも出会って来ました。

そんな中で僕なりに感じてきた、会社員に向いている人、フリーランスに向いている人の特徴をお話しします。

パーキンソンの法則

みなさん、「パーキンソンの法則」というのをご存知でしょうか?イギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが今から60年以上前に組織運営と人間の心理作用について説いた法則です。

エラそうに書いてるけど、僕もネットでこの人に関する記事を読んだだけです。

パーキンソンの法則の要点は以下のふたつです。

第一法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。

第二法則:支払いの額は、収入の額に達するまで膨張する

ひとつ目を分かりやすく説明すると、踊りの振り付けをする時に、発表会などの期日が決まっているとそれまでになんとか作品を仕上げようとするが、とくに締め切りが与えられていない場合、延々と細かい修正を繰り返して、いつまでも作品が完成しない、と言った感じです。

ふたつ目はもっとわかりやすくて、たとえば今月のお給料を現金で受け取ると、お財布が空っぽになるまでお金を使ってしまう傾向が人にはあると言うことです。

第二法則はダンサーあるある。

第一、第二法則ともに言えることですが、自分自身で仕事の締め切りやお金の限度額を設定できる人はフリーランス向き、できない人は会社員向きの人だと思います。

これは良し悪しの話ではなくて、時間やお金の使い方を自分で決定することが苦じゃない人と、それを苦に感じてしまう人がいると言うことです。

僕の知り合いの編集者はフリーランスで仕事をしていたけど、家で仕事をしているとサボってしまうからといって、会社員になったよ。今は家族もマイホームもできて、幸せそう。

一番不幸なのは、いやおうなく不向きな生き方をしている人です。ダンサーの場合はどこかのバレエ団に所属するか、正規雇用のあるバレエ教室の先生になるか、フリーランスになるかなので、フリーランスになった場合、自分で考える力を育んでこないと、この逆転現象が起きてしまいそうです。

本当は会社員向きの性格なのに、フリーランスになってしまうパターン。

もしくは本当は踊りを続けたいけど、諦めて会社員になってしまうパターン。

バレエ教室を経営する側にとって、この不一致が原因で、ダンサーになることを諦めてしまう人が出るのはとても残念なことです。

まとめ

日本国憲法の教科書には、自由についてこんな説明が書いてあります。

自由とは、自己のあり方を、自己の責任において決しうることをいう。

「憲法概観 第7版」小嶋 和司 (著), 大石 眞(著)

つまり、「自由」って何をしても良い状態を指すのではなく、自分で何をするかを自分の責任で決めることを「自由」と呼ぶそうです。

会社員だろうがフリーランスだろうが、自らの生き方を自分の責任で決めた「真の自由人」たちが尊重され、支えあえる社会にしていきたいですね。

 


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