病気がはやると訪れるモラトリアム

ライムライトの仕事部屋
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先週のブログ投稿から1週間、ご無沙汰しておりました。

先週末に息子が高熱を出し、検査の結果はコロナではなく、インフルエンザでした。息子あとに僕、そして妻と、1日ずつずれる感じでインフルエンザに感染し、寝込んでおりました。

ご心配をおかけしましたが、今日からようやく復活です。

ひさしぶりの家族3人水入らず

2020年4月に発出された緊急事態宣言の時もそうでしたが、お上から「絶対外出しちゃダメ!」と言われないと、自営業夫婦の僕たちは日曜日も祝日も関係なく働けてしまいます。

こんなことを書くともっと症状が悪化した方々の気分を害しそうだけど、家族全員がインフルエンザにかかった先週は堂々と(?)仕事をせずに家族水入らずで過ごせる、貴重な*モラトリアムになりました。

*モラトリアム=猶予期間のこと

うちの家族がかかったのはインフルエンザA型で、発症から5日間は外出を自粛するよう医者に言われ、最初の2日間くらいは39-40度くらいの高熱が出てつらいのですが、熱が治まると身体も楽になってきて、余力も生まれてきます。幸い、僕と妻で症状のピークが1日ずつズレていたおかげで、なんとか息子の面倒をみることもできました。

息子が寝ている間は、ブログやSNSに投稿したりするアウトプット(出力)はエネルギーを使うので極力やらずに、本を読んだり映画を観たり、自宅でできるインプット(入力)に時間を費やしました。

この機会に「推しの子」も一気見した。ブログ的には19世紀のパリ・オペラ座と現代のアイドルカルチャーを比較したりしたら面白そう。

10月のお知らせ

なかでも、これからの投稿に関係する書籍を二つ紹介します。

平野 恵美子 (著)「帝室劇場とバレエ・リュス」です。ちょうど今扱っている「バレエの歴史 -バレエ・リュス編-」の参考になると思って読んでいます。

バレエの歴史シリーズは海野敏さんの著作「バレエの世界史」をベースにしておりますが、紹介する時代が現代に近づくにつれ、より複層的に勉強する必要を感じておりまして、良いサブテキストになりそうな本です。

「バレエの歴史 -バレエ・リュス編-」の続きは今週の水曜日にアップする予定です。

もう一冊ご紹介したいのが医学博士の養老孟司さん、心理学者の茂木健一郎さん、哲学者の東浩紀さんの対談をまとめた「日本の歪み」です。

読者のみなさん、カラダの歪みは気になりますよね?カラダの歪みは整形外科か整骨院で調べますが、これは日本の歪みがどこにあるのかをまとめてくれている本です。本の冒頭で養老さんが書いておりますが、この本の中に日本社会の歪みに関することはほぼ出尽くしています。

目次を見ただけで「あーここ歪んでるね〜」と思えそうなトピックをいくつか紹介するよ。

  • 戦争を天災のように捉える日本
  • 東條英機の凡庸な悪
  • 外の基準に合わせるストレス
  • 宗教と心の問題
  • 人間関係を学ぶ場所が学校しかない
  • 憲法の歪み
  • 日本人はなぜ英語が下手なのか
  • 小学生にとっての天皇制
  • 税金の使い道が面白くない理由
  • 全員が納得することは必要か
  • 日本・韓国・北朝鮮
  • ロシアとウクライナ
  • 宮崎駿・庵野秀明・新海誠
  • 虫が減ると人間も減る?

一見、話が大きすぎてバレエと関係なさそうに感じられるかもしれませんが、僕たちが日本で活動している以上、関係大ありなのです。まだ読み終わっていないので、いつとは言えませんが、バレエとの関係を分かりやすく解きほぐして、いずれ紹介します。

読みながらリアルタイムでブログにしている本といえば、為末大さんの「熟達論」シリーズもまだ完結していないので、こちらも今月中にアップする予定です。

まとめ

今月は本業の映像制作も立て込んでおり、もしかしたら海外ロケも入ってきそうな感じなので、ブログや音声配信に影響が出そうな場合は、お知らせします。

むしろ海外の様子とかを配信する時間があれば面白そう。

というわけで、ご心配をおかけしましたが今日からブログも音声配信も再開します。

次回は「バレエの歴史-バレエ・リュス編-」の続きをお届けします。お楽しみに!

 


最後までお読みいただき、有難うございます!

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