入門、初心者、基礎、初等。なにが違うの?

ライムライトの仕事部屋
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前から気になっていたことがあります。

バレエ教室のホームページを見ていると、入門クラスとか、初心者クラス、基礎クラスと、似たような意味のクラスがたくさんあって、しかもそれが教室によって内容が違うっぽい。

なかには「エンジェルクラス」とか「プルミエールクラス」「ポアントクラス」「ヴァリエーションクラス」とか横文字が入ってきて、はじめての人にとっては非常にわかりずらく、ただでさえ敷居の高いバレエ教室の敷居がさらに高くなったように感じます。

そこで、今日は両親の運営する執行バレエスクールを例にとって、それぞれの違いについて解説していきます。先ほど述べたように、教室によって言葉の定義はまちまちなのですが、ここで解説した内容を頭の片隅に入れておけば、一つの基準ができて、他のバレエ教室を見学した時にも質問しやすくなると思います。

レッスンの基本的な流れ

まず、それぞれの言葉を解説する前に、バレエのレッスンがどのような段取りで進行していくかを説明します。

  1. ストレッチ
    • 最初に行う柔軟運動
  2. バーレッスン
    • 文字通り教室の壁やスタンドに取り付けられた手すり(バー)を使って、バレエに必要な型を学び、カラダ作りをする
  3. センター
    • バーから離れて、ジャンプやターン、ステップなどの動きを学ぶ。練度が上がると、それぞれの動きを組み合わせていく

基本的にどのクラスでもこの進め方は同じです。ストレッチとバーが前半、センターが後半といった感じですが、クラスによってそれぞれにかける時間が異なってきます。

以上の内容を踏まえて、各クラスの違いについて解説していきます。

入門クラス

バレエをゼロから始める人のための、カラダ作りに主眼を置いたクラスです。ストレッチとバーレッスンにかける時間帯が多く、センターは少なめです。

センターも動きの組み合わせは行わずに、ひとつひとつ動きを学んでいきます。

バレエ用語の意味も丁寧に解説していきます。バレエのレッスンというよりも、バレエを踊れるようになるためのカラダづくり、といった意味合いの強いレッスンです。

執行バレエスクールでは2022年から成人向けのクラスとして日中の時間帯に新設されたクラスです。バレエをはじめたばかりの方や、ご高齢の方が受講されています。

初心者クラス

ここで言う「初心者」とはゼロからバレエを始めた人から、少し経験のある人までを指します。

ストレッチとバーレッスン、センターをほぼ均等にバランスよく行います。

ひとつひとつのカラダの動きを手取り足取りじっくり解説、というよりは通い続けることでバレエの一連の動きを身につけていってもらうレッスンです。

経験のある方も一緒に受講するので、レッスンのレベルは入門クラスよりはやや高めです。センターではいくつかの動きを組み合わせます。はじめての方は、最初は見よう見真似でついていくうちに徐々に慣れていくようなイメージです。最初はついていくので精一杯でしょうが、通い続けることで成長を実感してもらえるクラスです。

執行バレエスクールでは、初心者クラスは仕事終わりの方が受講できる夜の時間帯に行われています。

基礎クラス

バレエの経験を積んだ人にとっても、基礎は大切です。このクラスは基本姿勢を維持して動くことにテーマを絞ったレッスンを行います。

ストレッチとバーレッスン、センターの割合はほぼ均等で、バレエ経験者向けのクラスになっています。

執行バレエスクールでは、「入門」「初心者」「基礎」クラスはすべて成人のためのクラスです。

初等クラス

教室によっては初級クラスと呼んだりしますが、基本的に「等」や「級」がつくクラスには「中級」や「高等」と言った上のクラスがあります。また、バレエ教室によっては初等(級)クラスよりもさらにビギナー向けに入門クラスを設定しているところもあります。

従って、初等(級)クラスがレベル分けされたクラスのどこに位置しているかにより難易度が変わるので、教室ごとに確認が必要です。

執行バレエスクールでは子供クラスがD〜Aまであり、Aクラスを終了した生徒が中学生2年生から受講できるのが初等クラスで、上記の成人が受講する「入門」「初心者」「基礎」クラスとは区別されています。

レベル分けは、バレエ教室によって「大人クラスⅠ,Ⅱ,Ⅲ」だったり「子供クラス 1,2,3」など、色々と名称が分かれている。数字が上がるほどクラスが上がるのか、それとも下がるのか、これもまちまちなので教室ごとに確認が必要。

まとめ

各名称の違い、ご理解いただけましたか?

この他にもポアント(=トゥシューズ)を履いて踊るための「ポアントクラス」や、バレエのソロ作品を踊る「ヴァリエーションクラス」など、レッスンの目的別にわかれている教室もあります。

さらに、教室の通い方も毎週決まった曜日に通う月謝制の教室や、都合の良い時間だけ通えるオープンクラスやチケット制の教室もありますので、このあたりは過去記事を参照してください。

 


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