西野亮廣が日本のバレエについて語ったこと

ライムライトの仕事部屋
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先日、キングコングの西野亮廣さんが日本のバレエについて音声配信をしていました。

西野亮廣さんと言えば、昨年、彼が原作の絵本「えんとつ町のプペル」がバレエ化されて話題(炎上?)になりました。

正直、僕は彼の作品に対しては辛口な意見を持っていますが、作品を多くの人に届けるプロデュース能力と、日本一のオンラインサロンを築き上げるコミュケーション能力や情報発信力の高さは素直にスゴイなと思っています。

彼の認知度や影響力の大きさは僕と比べるまでもありませんが、バレエに関しては僕も西野さんも片足を突っ込んでいるような、「中の人」とも「外の人」とも言えない立ち位置が似ていると思っていて、そう言った人からの視線を嫌がる人もいると思いますが、このブログを読んでくれている方は、きっとその中途半端な視線を新鮮なものとして受け止めてくれていると思います。

バレエ関係者にとっては少し耳の痛い話になるかもしれませんが、今日は西野さんが音声配信で語った要点を、僕なりの意見を交えてご紹介したいと思います。

西野亮廣氏の主張の要点

今回、彼が音声配信で話した内容の要点をまとめると以下の通りです。

  • 日本は世界でもトップクラスにバレエ人口の多い国である
  • バレエファンの大半はバレエ経験者(プレイヤー)とその家族が占めていて、それ以外の観客は意外と少ない
  • バレエ人口はここ10年で激減している
  • 大阪では伝統芸能の文楽の補助金が打ち切れ、補助金頼りだった経営体制が崩壊してしまった
  • プレイヤーの減少はすなわち観客の減少を示していて、日本のバレエも将来的に難しい立場に立たされるかもしれない

今回、彼が日本のバレエ動向について参照したのは、僕もブログ開設初期に紹介した昭和音楽大学バレエ研究所が行った調査です。

おさらいすると、日本のバレエ人口は世界でトップクラスに多く、全国にあるバレエ教室の数も英会話教室の数に肉薄するくらいたくさんあります。

ところが2011年から2021年の10年間でバレエ教室に通っている生徒の数を比較すると、約40万人から約25.6万人と、およそ15万人減少しています。

また、西野さんはバレエファンの大半はバレエ経験者かその近親者が多く、そのどちらでもない人は意外と少ないのではないかと言います。

バレエファンの客層に関しては、彼の主張を裏付ける数字は見つからなかった。ただ、個人的な肌感(SNS上のバレエファンと劇場に行った時の観客の様子)では劇場を訪れる人の少なくとも半数はバレエ経験があったり娘さんをバレエ教室に通わせている人な気がする。

その前提に立つと、バレエ教室に通う生徒の減少はそのままバレエを観に来る観客の減少に繋がります。また、俳優はテレビなど舞台以外にも活躍できる場があるのに対して、バレエダンサーは劇場以外で活躍できる場が少ないのも特徴のひとつです。

補助金が打ち切られた文楽に対する賛否

2012年大阪市長を橋下徹さんが務めていたときの出来事で、それまで伝統文化として補助金を受け取っていた文楽協会に対して、補助金執行停止が通達されました。

当然、文楽協会は「伝統文化の軽視」として反論。ですが、一度も文楽を観ていない一般市民の反応は冷ややかで、「経営能力、プロデュース能力が欠如している」と文楽協会を批判する人も出てきました。

西野さんはこのような問題が将来的に日本のバレエ業界にも訪れるかもしれないと警鐘を鳴らします。

また、バレエ関係者が新しい挑戦を行う際に、歴史の重みが却って足枷になることが多く、内部からの改革の流れを同業者やバレエ愛好家が妨げることもあると指摘しています。

まとめ

稀有なプロデュース能力を持つ西野さんのことですから、これらの主張がご自身の活動を肯定する内容であるとは思いますが、僕にはこのような主張が全く的外れなものとも思えません。

作品そのものの評価は置いておいて、彼は日本に新しいクラシックバレエを作る活動を応援する者としてこのような問題意識を持ち、僕はバレエ教室を運営するために似たような問題意識を持っています。

最後に、先ほどの統計から希望が持てることをお話しすると、全体的には減少しているバレエ人口ですが、3歳以下と、60代、70代のバレエ人口は増加しています。これまでプレイヤーとしては度外視されがちだった年齢層のバレエ人口の変化を、僕は肯定的に捉えています。


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