10年という時間を、同じ場所で|一枚の家族写真

ライムライトの仕事部屋
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新年、あけましておめでとうございます。

年末年始、皆さんはいかがお過ごしでしたか。

僕はお正月に、妻の実家のある金沢へ帰省しました。
じつは今年は結婚して、ちょうど10年になります。

10年前の冬、兼六園のある場所で、妻と二人で記念写真を撮りました。
そして今回、8歳になった息子も一緒に、まったく同じ場所で写真を撮ることができました。

2016年1月3日撮影
2026年1月4日撮影

同じ場所に立って写真を撮ってみると、
自分だけ時間が止まり、周りの世界には10年の月日が流れているような、不思議な感覚に襲われます。

そこで今日は、時の外側から10年という月日を眺めてみようと思います。

この10年で、僕の周りで起きた変化

2017年、息子が生まれました

10年前にこの場所で写真を撮った、その翌年に息子が生まれました。
保育園を卒業し、今は小学2年生です。

自分たちの変化以上に、
子どもの成長が、いちばん強く「時間の流れ」を実感させてくれます。

ついこのあいだまで抱っこしながら歩き、
ベビーカーの中で眠っていた息子が、
今では一緒に兼六園を歩き、同じフレームの中に自然に収まっている。
その事実に、少し不思議な気持ちになります。

コロナをきっかけに、実家のバレエ教室の仕事を手伝い始めました

コロナ禍をきっかけに、実家のバレエ教室のDXまわりの仕事を手伝うようになりました。

電話のみの連絡網から、生徒さんのメールアドレスを集め、
リモートでもレッスンを受けられるようにし、
連絡アプリや非接触のクレジット決済を導入しました。

それまでの僕は、
「バレエ教室がどうやって成り立っているのか」を、
ほとんど理解していなかったと思います。

教室の内側に関わるようになって、
自分があまりにもバレエや教室運営に対して、
無知で無関心だったことを痛感しました。

2023年から、ブログと音声配信を始めました

バレリーナの妻を支える僕にとって、
「バレエに詳しくなる」ということは、
ダンサーになることではありません。

妻が踊りや指導に集中できるよう、教室の経営面を、
少しでもサポートできるようになることでした。

また、先生方や生徒さんとコミュニケーションを取る上で、
プレイヤーとは別の視点でバレエについて語ることができれば、
教室の中で何らかの役割を果たせるのではないかと考えました。

一方で正直なところ、
それまで無関心だったバレエや教室運営について、
ただインプットするだけでは続かない、という感覚もありました。

そこで、
学んだことや考えたことをアウトプットすることで、
継続のモチベーションにしよう、
という気持ちから、ブログと音声配信を始めました。

振り返ると、
この10年の後半は「考えたことを言葉にする」時間が増えた10年だったようにも思います。

2025年、妻の祖母が100歳を迎えました

今年、妻の祖母が100歳を迎えました。
今も言葉も記憶もはっきりしていて、とても元気なおばあちゃんです。

去年は、妻が出演するバレエの舞台が重なり、帰省することができませんでしたが、
今年はこうして直接会うことができて、本当によかったと思います。

祖父の代から続く僕の両親のバレエ教室よりも、
おばあちゃんのほうが長生きしているなんて、ちょっとすごいですよね。

記録としての写真、記憶としての時間

金沢の景色も、この10年で変化がありました。

2024年の正月、能登半島地震を経験した石川県ですが、
能登半島の先端から金沢市まではおよそ110kmの距離があり、
その影響は限定的でした。

それよりも、ここ10年で金沢を訪れる国内外の観光客が増えたことが、
街の景色を大きく変えていたように感じます。

写真を撮った2016年の前年、
2015年は北陸新幹線が金沢まで開通したばかりでした。

当時の兼六園を思い返すと、
今ほど観光客の姿は多くなく、
どこか地元の散歩コースのような風情がありました。

そして僕自身も、外から金沢へ訪れる側の一人です。

と同時に、東京生まれの僕にとって金沢は、
妻との結婚によってはじめてできた故郷(ふるさと)でもあります。

10年前と同じ場所に立ってみると、
風景そのものは大きく変わらないのに、
その場を行き交う人や、聞こえてくる言葉、
流れる時間の質は、確実に変わっていました。

一方で、10年前の自分の姿を見ても、
「若いな」と感じることは、あまりありません。

むしろ不思議なのは、
当時とそれほど変わらない僕と妻の間に、
8歳の息子が写っていることです。

あの頃には、まだ存在していなかった息子が、
今は当たり前のように、同じフレームの中に立っている。

写真は、同じ場所を正確に記録しますが、
その間に流れた時間や、増えていった記憶までは写してくれません。
だからこそ、こうして並べて見ることで、
初めて気づく「時間の厚み」があるのだと思います。

まとめ

10年後、また同じ場所で写真を撮るとしたら、
息子は18歳。成人する歳です。

その頃には、
映像の仕事は今より減り、
教室との関わりは、もっと深くなっているかもしれません。

ただ、それ以上に大切にしたいのは、
この1年をどう過ごすのか」の積み重ねです。

10年後の写真を見返したとき、
「いい時間を重ねてきた」と、家族で思えるように。

今年も、目の前の1年を大切に過ごしていきたいと思います。

本年も、よろしくお願いします。

 


最後までお読みいただき、有難うございます!

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