「ライムライトの図書館」はじまります。

ライムライトの図書館
この記事は約3分で読めます。

手元に一冊の古い本があります。

タイトルは「華麗なる輪舞(ロンド)」。著者は執行 正俊(しぎょう まさとし)。

この本の作者が僕の祖父であり、両親の経営するバレエ教室「執行バレエスクール」の創設者です。
祖父は1930年から1932年にかけて、ドイツのベルリンに留学して踊りを学んできました。

この本には当時のベルリンの状況から、僕が生まれる1970年代後半までの祖父の足どりが書かれています。

この本から、僕の冒険をはじめようと思います。祖父の人生が描かれたこの本を通じて、踊りのこと、祖父の目から見た当時の世界のことについて、記事にしていこうと思います。

新カテゴリーの名前は「ライムライトの図書館」

新しいカテゴリーの名前は「ライムライトの図書館」です。

もうひとつのカテゴリー「舞台裏の奮闘記」は、映像作家の僕がバレエ教室を引き継ぐまでの奮闘の日々や、これからの取り組みについて語る、いわば現在から未来にかけてのお話です。

一方「ライムライトの図書館」は、僕が踊りに関して知ったこと、学んだことを語ります。

踊りを縦軸に、その他の芸術活動や当時の世界情勢を横軸にして、できるだけ立体的に歴史がわかるように書いて、そこから今、するべきことは何かということにつなげていければと思います。

「なんかムズかしそうだなー、はなしがカタそうだなー。」

そう感じた皆さん、ご安心ください。こちとら踊りの知識レベル1です。だけど世界史の高校教諭免許を持っております。踊りと何の関係もない人たちに、超入門クラスの知識を、高校生でもわかるようにお伝えしていきます。

一度読んだら、踊りを軸に世界の流れがスッキリ見えるようになりますし、今後誰かとバレエやダンスを鑑賞する機会があれば、こばなしを披露して、ちょっと尊敬されるようになります。

僕が感じた日本のバレエ教室が抱える限界と課題

もうひとつ、このカテゴリーはバレエ教室にレッスンで通われている生徒さんや、踊りに興味のある方にも届けたいと思っています。

そこには、僕なりに感じている日本のバレエ教室への問題意識があります。

海外にはクラシックバレエのほか、一般教養やコンテンポラリーダンスなど他ジャンルの踊りを、長い年月をかけて学習できるバレエ学校が多くあります。

一方、日本のバレエ教室は小規模の個人事業主が営業する業態がほとんどだというのは別の記事でも書いた通りです。学校や仕事が終わったあとに通うので、そもそも生徒がレッスンにかけられる時間が違うわけです。

そうなると日本のバレエ教室でできることはどうしても実技が中心となり、教養にかけられる時間はなくなってしまいます。教養がなければ作品の深い理解もできませんし、バレエ以外の表現を知らなければ、クラシックバレエの経験を、他のジャンルで発揮することもできません。

だからこそ、高校生でもわかる内容で、踊りの歴史や世界の流れをここで書きとめておきたいのです。

まとめ

門外漢の僕が書くのですから、足りないことや誤解もあると思います。あくまで僕の視点で書く記事だから「ライムライトの図書館」なんです。

逆に記事を読んでくれた方からいろんなツッコミを受けるのも楽しみです。ツッコミを書き込んでくれるくらい、熱心な人を探すのが、そもそもこのブログを開設した理由なのですから。

次回はまず手はじめに、祖父がドイツに留学する直前にあたる、第一次世界大戦後から1930年までの 世界の状況についてご紹介します。

 


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