映像作家とバレリーナの子育て事情

ライムライトの仕事部屋
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ここ数年は卒業式に桜が開花していましたが、東京は入学式シーズンの今、桜が満開の時期を迎えています。

昨日は息子の小学校の入学式でした。そういえば、このブログでバレリーナの妻の話は何度かしてきましたが、息子について書いたことがあまりなかった気がします。かたやフリーの映像作家、かたやバレリーナの共働き夫婦がどのように仕事と育児を分担しているのか、我が家の子育て事情についてご紹介します。

育児の分担は夫が多め

我が家の子育て分担は一般的な家庭とは逆で、夫である僕の方が長い時間を育児に費やしています。それは単に、妻より僕が家にいることが圧倒的に多いからです。

僕は自宅の1角に仕事部屋があって、ブログ執筆や音声配信、映像のお仕事も基本的にこの仕事部屋で行っています。映像の仕事というと撮影現場をイメージされる方も多いかもしれませんが、撮影の割合は映像制作のうちせいぜい2-3割で、あとは企画を練ったり、編集したりと、ほとんどがデスクワークになります。コロナ禍の前は客先に打ち合わせに行くこともありましたが、最近はほとんど自宅からリモートで打ち合わせをしています。

これは僕にとっては嬉しい変化。ずっと自宅で過ごすことはまったく苦にならない。

一方で妻はバレエの教えも、レッスンを受けるときも、すべて外です。結婚当初は実家のバレエ教室の教えと、外の教えの配分が半分ずつくらいだったのですが、徐々に実家のバレエ教室での教えが増えてきたので、3年ほど前に実家に歩いて行ける距離にマンションを購入して引越しました。

妻の場合、教えやレッスンの時間が予め決まっているので、その時間を変えることは難しいですが、僕は比較的柔軟に変えられるので、保育園に通う前の朝食や着替え、帰宅後のお風呂から寝かしつけまでを僕が担当し、妻は夕食の用意や、僕が息子を寝かしつけている間に洗濯ものを畳んだりと、帰宅してからできることを分担しています。

0歳の頃から父親と過ごす時間が多かった息子は、自他ともに認める「パパっ子」です。

たまにテレビで流れている子育て女性タレントの旦那への愚痴とかを聞いていると、けっこう共感できることもあり、育児の悩みはジェンダーの問題ではなく、シンプルに役割分担と、子供と接している時間の問題なんだろうと思っています。

お互い仕事をしているのに、なぜ女性ばかりが育児の負担が大きいのか、みたいな話。そんな奥様方の気持ちがとてもよくわかる男。

妻の仕事のマネジメントを法人化して分かりましたが、妻がバレエを教えて給料を得ることは、サラリーマンが会社で固定給を稼ぐことと、あまり違いはありません。こまかく見れば、オープンクラスに集まる生徒数によって給料が変わったり、時間ではなくクラス単位で給料が決まったり、社会的な保証が少ないなどの違いはありますが、毎月同じような額の収入があるという点では、会社員と似ています。

一方で僕の仕事は案件ごとにギャラが変わりますし、仕事を受注する量もマチマチです。納品した翌々月にギャラが振り込まれることが多く、仕事をしているのに収入が全くない月もあれば、むしろ支払いだけが発生することもあり、逆にひと月で数百万円が振り込まれる月もあります。おしなべると僕の方が妻よりも収入は大きいですが、まったく収入のない月でも安定的に妻の収入があることは、家計の上で非常に安心材料になっています。

逆に二人に共通するのは、お互いに「定年」という概念がない職業であること。だから定年をゴールに老後の年金を積み立てるという概念もない。完全実力社会の終身雇用制。

また、病気にケガなど育児にイレギュラーな出来事はつきもので、一つの仕事にエネルギーを集中させる一極集中型の短距離ランナータイプより、長いスパンで仕事を捉えて、調整を重ねながらゴールを目指す長距離ランナータイプの方が向いている気がします。

妻は前者で僕は後者なので、性格的な意味でも僕の方が子育てが苦にならないタイプかもしれません。

特に舞台本番前など、作品に集中したい時期の子育てはとても大変だと思う。僕も集中したい時間はあるけど、レッスンと違って時間が決まっていないので、息子が寝た後でもそう言った時間は確保できる。

まとめ

将来的には妻がフロントマンになって実家のバレエスクールを切り盛りすることになること、子育てに手のかかる時期はそれほど長く続かないこと、自分の年齢のことなどを考えると、映像の仕事、次の仕事の準備、そして子育てと、今が離陸の準備を整える貴重な期間だと思っています。多少睡眠時間を削っても、踏ん張り時は今です。

保育園ではいつも僕がお迎えに行くので、すっかり妻がレアキャラになり、そして僕は「あそこの旦那さんは仕事をしているのだろうか」という疑惑が発生したとか、しないとか。

安心してください、ちゃんと働いています!


最後にお知らせをさせてください。

先週末からスタジオアルマ所沢出張公演「風の中の青い馬」の映像配信が始まっています!

所沢公演に来られなかった方や、特にバレエ関係の方にはクラシックバレエやコンテンポラリーとも違う、また演劇関係の方にはミュージカルとも違う舞踊劇をご覧いただき、感想をいただきたいです。

配信前日にスタジオアルマのお二人と映像試写を行い、深夜1時に睡魔とお酒とランナーズハイが入り混じった不思議なテンションで収録した対談が以下からご視聴いただけます。↓

配信期間は5月6日まで、コチラから購入いただけます。

あと、スタジオアルマは現在、所沢教室の体験レッスン受講生を募集中です。

4歳〜小学6年生までのお子さんが対象で、所沢で踊りとお芝居が学べる教室に興味がある方は是非コチラをご覧ください。

 


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